8.赤いマフラー

作词:槙原敬之
作曲:槙原敬之

银座四丁目交差点に
今年初めての雪が
季节外れの花びらのように
舞い落ちてきた
君は觉えているだろうか
一绪に步こうと约束した
クリスマスがこの街に
今年もやってきたよ

渡せないまましまっておいた
プレゼントのリボンを解いた
君に似合う色を选んだから
仆にはだいぶ派手だけれど

赤いマフラーを卷いて
步く仆がガラスに映る
渡せなかったプレゼントを
自分で使うサンタみたいだ
空から仆の手のひらに一つ雪が
落ちるほどの确率で
二人が出会えたんだと
どうしてあの时の
仆は气付けなかったんだろう

君が大事にしていた
オーナメントをうっかり
割ってしまったあの时のことを
思い出す
それがガラスで出来ていると
思いもしなかった自分が
谁かの大事なものをいくつ
こわして来たのだろう

雪はまだ降り止みそうもない
仆がただひとつ愿うのは
今君が寂しい思いなどなく
幸せでいてほしいただそれだけ

赤いマフラーを卷いて
仆は街を一人步いた
渡せなかったプレゼントだけど
君がいた证に思えるから
ずっとそばにいると思うと
どうして人はいつでも
その人への思いを全部
后回しにしてしまうのだろう

リボンなど挂けなくても
特别な时じゃなくても
君に言えばよかった
“ありがとう”と
同じ数だけ雪が降るようだ

赤いマフラーを卷いて
仆は街を一人步いた
渡せなかったマフラーは
结局仆を暖めているよ
例え自分が寒くても
寒そうな谁かに气付いたら
自分のマフラー外し
やさしく卷いてあげるような君だった

もし今君が现れたら
このマフラーを
君にそっと卷いてあげたい